名古屋市 教西寺 影絵劇をみよう!

こどもたちあつまれ! キッズサンガ 2015
影絵劇をみよう!
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 「きつねのおきゃくさま」        「ぞうはどこへもいかない」

教西寺はみんな宗教教育部
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 名古屋市昭和区小桜町、静かな住宅街の中に、朱色に彩られた
3階建の教西寺があります。教西寺は岐阜の西養寺の説教所として
昭和3年に建立され、昭和28年に本願寺より寺号「随喜山  教西寺」を
拝受、平成11年に三宅邦雄さんによって、今の本堂庫裡に一新され
ました。

 教西寺の三宅さんご家族はみんな宗教教育部です。宗教教育部
龍谷大学と京都女子大学の学生のクラブで、入部すると京都近郊
お寺の日曜学校に先生として派遣され、法話、ゲーム、影絵劇、人
劇、童話を通して子どもたちとともに、仏さまのみ教えを学んでいく
クラブです。
  住職の三宅邦雄さんは、昭和36年入学(妙順・レクリエーション研) 
  坊守の昭尾さんは、昭和40年入学(西栄寺・レクリエーション研)
  副住職の教道さんは、平成3年入学(聞信寺・影絵劇研) 
  若坊守の千空さんは、平成4年入学(妙順) 
住職、副住職のご夫婦4人が宗教教育部というのは、真宗ネットワー
ク50で取材を続けてきた中でははじめてです。

 そして、坊守の昭尾さんは滋賀県栗東市の勝専寺の私の日曜学
の先生、芝原玄記さんの妹さんで、私が中学生のころ、花まつりや
きな行事では良く手伝って頂いていました。住職の邦雄さん、副住
の教道さんもよく勝専寺に親戚法中としておみえになり、お顔は知っ
いましたが、宗教教育部の先輩、後輩というのは、最近はじめて知
りまた。灯台もと暗しとは、このことのような気もしました。

「きつねのおきゃくさま」練習風景
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 「きつねのおきゃくさま」の構成メンバーは若坊守さん、坊守さんの
友人、知人が集まってくれました。メンバーは昨年の経験者から、影絵
劇は今回がはじめてという方まで様々でした。影絵劇「きつねのおきゃ
さま」は4月初旬から、配役の決定、人形づくり、数回に及ぶ舞台での
練習と、2ヵ月に渡って約週一回のペースで行われました。

 練習を見ていると、とにかくみなさん熱心、それに、何年もこのチーム
影絵劇を続けてきたようなチームワークの良さと、影絵劇づくりを
ら楽しむ、明るい魅力的なエネルギーがあふれました。

「きつねのおきゃくさま」のストーリー
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 きつねのコンが食べ物を探していると、ひよこのぴよがやってきまし
た。きつねのコンはぴよを食べようと思いましたが、ひよこがやせて
いることに気づき、家で食べ物を与え、太らせてから食べることにしま
た。そうとも知らず、ぴよは大喜びです。そして、アヒルもウギも
きつねのコンの家にやってきて、きつねのことをコン兄ちゃんと
ます。きつねのコンは、しめしめと食べ物を与え、ぴよとアヒルと
を太らせていきます。

 そこに悪いオオカミがやってきて、ぴよとアヒルとウサギを食べよう
とします。きつねのコンは、オオカミの前に立ちはだかり、ぴよとアヒ
とウサギを守るため、勇敢にオオカミと戦い、オオカミを追い払います。
ぴよとアヒルとウサギは、けがをしたコン兄ちゃんに心から感謝し、
病します。そして、きつねのコンと、ぴよと、アヒルと、うさぎはとって
仲良くなりました。という物語です。


影絵劇上映のためのいろいろな工夫
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 工夫.1 舞台はホームセンターで売っているメタルポールを利用して
      うまくつくられていました。
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 工夫.2 背景はパソコンのデザインソフト・フォトショップで作画し、
      パワーポイントで組み、ビデオプロジェクターで投影されて
      いました。これならビデオプロジェクターが光源になり、
      場面転換がスムーズで簡単です。
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 工夫.3 ふつう影絵劇の人形は、人形の手と首が動くように制作しま
      すが、操作を片手で簡単にするため、人形にアクリルを固定
      するシンプルな人形でした。これなら、誰でも簡単に操作でき
      ます。
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 工夫.4 膨大なセリフを覚えるという作業をなくすため、人形操作と
      セリフは別々の人に別れていました。これなら、影絵劇の
      セリフを言いながら、人形を操作するという高度な技術は
      いりません。
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 工夫.5 影絵劇が上映される1階ホールの全て窓には、一つ一つ
       採寸された暗幕がつくられ、上部に伸び縮みできるポール
       がついているので、簡単に綺麗に止めることができます。
       このように、なるほどという工夫には本当に驚きました。

「ぞうは  どこへもいかない」練習風景 
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   「ぞうは  どこへもいかない」の構成メンバーは、三宅さんの中学2年
生の娘さんの声掛けでたくさん集まってくれました。みんな礼儀正しく、
明るく元気な中学生でした。

 中学生の練習は配役の決定、人形づくり、約4回に及ぶ舞台練習が
日曜日を中心に週一回ペースで行われました。中学生の練習を見て
いると、覚える早さに本当に驚きました。1回目の練習では、いろいろ
間違っていて、これはどうなるのだろうと見ていると、2回目にはその
違いを修正して、ストーリーが綺麗に流れていきました。

 中学生らしい明るいさと笑顔がエネルギーとなって、1階ホールに
あふれ、楽しい影絵劇の練習風景でした。
 
「ぞうは  どこへもいかない」のストーリー
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 ある日、1匹の大きなぞうがつかまり、ヘリコプターでつれさられて
きます。ぞうはヘリコプターからトラックへ、トラックから船に、船から
ジェット機に乗せられ、遠くに運ばれてしまいました。しかし、ぞうは
そこから自分で飛んで、もとのいた草原に帰ってきます。ぞうは  どこへ
いきませんでした。というお話です。


6月14日 キッズサンガ2015 影絵劇をみよう!
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 午後1時30分、教西寺に多くの子どもたち、多くの人たちが集まって
きました。影絵劇中学生チーム、大人チームもこの日のためにつくった
おそろいのTシャツを着て、明るく笑顔でおきゃくさまを迎えました。
 どれだけの人が影絵劇を見に来るのだろうかと、楽しみに写真を撮っ
ていると、見る見るうちに本堂は多くの子どもたち、中学生、高校生、
大人の方々で一杯になりました。

おつとめ
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 午後2時、若坊守さんの今日のプログラムの説明の後、おつとめの
指導がおこなわれました。はじめて教西寺に来てお参りする子どもたち
や、大人の人たちも興味深く若坊守さんのお話を聞き、おつとめがはじ
まると、阿弥陀様に合掌礼拝をしていました。
 法話は副住職さんの「悪口はうけとらない」というお話でした。みなさん
静かに熱心にお話を聞いていました。


影絵劇「ぞうは  どこへもいかない」上映
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 おつとめがおわり、みんな本堂から影絵劇の上映がおこなわれる
1階ホールへと移動しました。「えっ~、これだけの人が1階に入れる
の」と心配しましたが、何とか入れました。しかし、あふれんばかりの
人とはこのことだと思いました。

 若坊守さんのゲームの後、中学生チームの「ぞうは  どこへもいかな
い」の上映がはじまりました。あふれんばかりの人たちがいるとは信じ
られないぐらい、みなさん静かにスクリーンのぞうの行方に集中されて
いました。そして、時にはどよめき、時には叫び、ちょっとしたミスがおも
しろさに変わり、笑いも広がりました。
 本当にみなさん影絵劇の魅力的な世界を、16分間楽しんでおられ
ました。

 「ぞうは  どこへもいかない」の上映がおわり、中学生が舞台の前に
出てきた時、拍手と歓声がおこりました。中学生の7名の表情にも達成
感と安堵感があふれていました。副住職さんの司会で1人1人名前を
告げる光景は、中学生の一生懸命練習しきた時間と熱意が、会場の
人たちに、あたたかい波紋となって広がっていくようでした。


影絵劇「きつねのおきゃくさま」の上映
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 会場はふたたび静まり返りスクリーンにみんな注目しました。「きつね
のおきゃくさま」は上映30分長い作品ですが、それでもスクリーンの
場面や、動物の人形の動きみんな息を合わせ、一喜一憂に心をとき
めかせていました。

 上映が終わり大人のチームが舞台の前に登場しました。中学生のチ
ームと違い、多くの方たちが舞台の後ろで「きつねのおきゃくさま」を
していたことに、驚きの声があがりました。そろいのTシャツを着て自
紹介するチームのみなさんも、明るく達成感にあふれていました。


楽しさの工夫にあふれた魅力的なお寺
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 テレビ、映画じゃなく、あまり見ることができない影絵劇が見れる。
ゲームもじゃんけんをしたり、となりの人の肩をたたいたり、チームで
競い合ったり、はじめてでもふれあいの中で楽しめる。おやつもただ
渡されるだけではなく、自分で選べて、自分で袋に入れて食べれる。
お茶もジュースも選べる。

 教西寺 こどもたちあつまれ  キッズサンガ2015 影絵劇をみよう!
は、楽しさにあふれるつどいでした。


また、来てみたい
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 午後4時過ぎ、参加されて帰路に向かう子どもたち、みなさんの表情
に満足感がそれぞれ漂っていました。このつどいなら来年も来たい、
来年はどんな影絵なのだろうか、どんな楽しいゲームがあるのだろう
か、みなさん期待に胸をふくらませていました。

 お寺が子どもたちや若者であふれるこれは大切なことだと思います。
でも、それは大変なことでもあります。中学生や大人の方たちを集めて
何ヵ月もかけて影絵劇を2作品つくる、そこには努力もいるし、工夫もし
なければならない、苦労もたくさんあると思います。そして、その結果が
この中学生の笑顔につながり、魅力的なお寺づくりにつながるのだと、
教西寺の取材で学ばせて頂きました。

さすが一家4人が宗教教育部
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 みなさんが帰った後、1階ホールでケーキとお茶、ジュース、コーヒー
で『ごくろうさん会』がありました。参加されたみなさん一人一人感想を
られました。ほとんどが「楽しかった、来年もぜひ参加したい」とい
意見が大半でした。みなさんの表情を見ていると、本当に楽しそうで
来年への希望に胸が膨らんでいました。

 今回、こどもたちあつまれ!キッズサンガ2015 影絵劇をみよう!は
155名の方が参加されました。そして、このつどいには、
   『子どもたちに影絵劇を見せたい』
   『お寺で楽しく過ごしてほしい』
   『お寺にご縁のない方でもひとりでも多くお寺に来て、阿弥陀様に
    合掌礼拝をしてほしい』
 三宅さん一家のいろいろな思いが集約されていたように思います。
そのための計画、準備、工夫、努力はみごとに一つの花として咲き
開きました。

 さすが宗教教育部一家だと思いました。本当にありがとう
ございました。

                               真宗ネットワーク50

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