2014年11月アーカイブ

 滋賀県彦根市から約8キロほど南へ、国道8号線を少し東に入ると
犬上郡甲良町小川原に円覚寺はあります。

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 真宗仏光寺派 円覚寺は昭和48年入学の日下秀淳さんのお寺です。
その円覚寺で10月24日(金) ・25日(土) 報恩講が勤修されました。午後
2時前に円覚寺を訪ねると日下さんがにこやかに迎えてくれました。
日下さんとは約40年ぶりの再会なのですが、日下さんが所属していた
九条曜学校には、深川宣暢さん、長岡義淳さんと仲の良い同級生が
いたで、懐かしくひときわ親しみ感が込みあげてきました。

 円覚寺は静かな在所の中にあって、山門、鐘楼、本堂、隣接する庫裡
に歴史と伝統の風情が漂うお寺でした。本堂に入り後ろの奥に座ろうと
すると、ご門徒さんたちが「どうぞ、どうぞ」と、座布団を持ってあたたかく
出迎えてくれました。私は真宗仏光寺派の報恩講ははじめてなので、興
味深くはじまりを待ちました。

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 午後2時ご門徒さんが打つ喚鐘とともにおつとめがはじまりました。
真宗仏光寺派の正信偈ははじめて聞いたのですが、かなり抑揚があ
って、お経というより歌に近いようなイメージで、ついてはいけなかった
のですが、良い正信偈だなあというのが実感でした。
 あとで日下さんと話すと「御詠歌みたいでしょ」と言われ、そう言われ
ればそうかと思いました。
 秋の日差しが障子を通して本堂を包みました。円覚寺のおつとめは
その抑揚のある正信偈が本堂に広がり、荘厳な中に真宗仏光寺派の
明るさと信仰のあたたかさを感じるおつとめでした。

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 真宗仏光寺派のご法話は、御勧章(本願寺派では御文章)の横に置い
てある鈴をご講師が鳴らすことからはじまります。これは、ご法話の前に
ざわついていた本堂が鈴を鳴らし静かになったことからはじめられたそ
うです。

 ご講師は真宗仏光寺派 前宗務総長 大谷義博 師でした。大谷義博 師
は、報恩講の意義、お釈迦様の生老病死について、親鸞聖人のご生涯、
本願についてを例え話を交えながら丁寧に話されていきました。ご門徒
の方々も熱心にご講師のお話を聞いておられました。

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 円覚寺には歴史を色濃く感じさせる道具がたくさん残っていました。
余間に掲げられた御絵伝の四巻の構成は本願寺派とほぼ同じでしたが
人物の表情、背景のディテールはかなり違いました。
 高座と卓は塗に模様が丁寧に施され、本当にりっぱなものでした。
これだけりっぱな高座ははじめて見ました。
 その下の塗が施されていない高座と卓は、住職さんが今も残る講に
出向かれるとき、法話で使われる高座と卓だそうです。

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 午後7時、夜のおつとめがはじまりました。夜のおつとめのハイライトは
正信偈のあとの、本願寺派では御伝鈔、真宗仏光寺派では御伝文の
朗読です。内陣の明かりが消え、余間の御絵伝の前の一灯の明かりが、
高座の上の住職さんを浮かび上がらせます。
 荘厳な雰囲気が漂う中、内陣から外陣のご門徒の方々へ、親鸞聖人
のご生涯が響き渡ります。これは、本当に幻想的なイメージもあって
味わい深いものでした。

 ご法話のはじめにご講師の大谷先生がおっしゃっていたのですが
「日下さんは御伝文を読ませれば、仏光寺派では右に出るものがいな
 いと言われるほどうまいのです。みなさん、その御伝文が聞けて本当
 に幸せですね・・・。」と、住職さんの御伝文の朗読のうまさを称えられ
ていました。私も確かにうまいと思いました。

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 円覚寺の報恩講は真宗仏光寺派の味わい深い報恩講でした。本堂
漂う伝統の香り、ご門徒さん一人ひとりの心のこもった合掌、そして、
報恩講を大切におつとめする住職さんとご門徒の姿勢からは、ともに
お念仏を慶びたいという円覚寺の伝統と歴史が伝わって来ました。

 住職さん、坊守さん、ご門徒のみなさん、良い報恩講のご縁に遇わせ
ていただきありがとうございました。

                               真宗ネットワーク50

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宗教教育部 日曜学校大会

   夏から秋へと季節が移り変わり、秋の様相が色濃くなっていく
10月12日(日)宗教教育部では毎年恒例の日曜学校大会が行わ
ます。
 日曜学校大会のハイライトは童話研究会、影絵劇研究会、人形
劇研究会の各作品を子どもたちに上映し、レクリェーション研究会の
代表が作品と作品をゲームや歌でつなぎ、子どもたちに楽しい1日を
過ごしてもらうことです。

 作品制作の構成は各研究会が、1回生を対象に作品のキャスト、
スタッフを募集します。1回生は研究会に入らなくても、童話研究会、
影絵劇研究会、人形劇研究会の自分が参加したい各作品に参加で
きます。これは、1回生が幅広く研究会を体験できる良いシステムだ
と思いました。

童話研究会の練習
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 9月30日午後6時から深草学舎で童話研究会の練習が行われていま
した。童話研究会の作品はペープサート「おもちゃ箱のひみつ」演出は
童話研究会会長 龍谷大学文学部歴史学科3回生の亀山清美さんで
す。亀山清美さんは岡山の倉敷出身で「おもちゃ箱を通して、ものを大
切にして、子どもたちがおもちゃとふれあう楽しい作品にしたい」と語っ
てくれました。

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 練習はペープサートの歩きの基本練習にはじまり、セリフと人形の
動き、セリフの掛け合い、難しい人形と人形の交差練習などが行われ
ていきました。途中、童話研究会のスタッフが出演者にいろいろなアド
バイスを送り、指導していました。出演者は歯を食いしばりながら、
一生懸命に先輩のアドバイスに応えていました。

影絵劇研究会の練習
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 10月2日(木)午後6時から影絵劇研究会の練習が、深草学舎から
少し離れた別館で行われていました。影絵劇研究会の作品は「いのち
のかがやき」演出は影絵劇研究会会長 龍谷大学文学部 真宗学科
3回生の深見慧隆さんです。福岡県嘉麻市 出身の深見慧隆さんは
「はじめは私が戦争のことを語っても良いのだろうかと戸惑いましたが、
でも、やっぱりいのちの大切さを伝えたいと思い取り組みました」と語っ
てくれました。

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 練習場に入ると出演者の自主練習をする大きな声が聞こえ、照明が
スクリーンと舞台を映し出していました。影絵劇の先輩としては、本当に
懐かしい風景でした。人形は軸の部分が竹からアクリルに変わっていま
した。背景は黒の画用紙から、べニア板に変わっていました。
 練習は人形と背景がほぼ完成し、各シーン稽古から、それが終われば
通し稽古という状況でした。練習では出演者と演出の緊張感がビンビン
と伝わって来ました。伝統って何十年たっても残っていくものと感激しま
した。

人形劇研究会の練習
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 10月3日(金)午後6時から人形劇研究会の練習は、深草学舎の畳の
ある部屋で行われていました。人形劇研究会の作品は「ぐるぐるジャン
グル」演出は京都女子大学  発達教育学部 教育学科 教育学専攻 
3回生 中嶋 姫さんです。兵庫県姫路市出身の中島 姫さんは「ジャングル
の探検と友情をテーマにした楽しい作品にしたい」と語ってくれました。

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 この日の人形劇研究会の練習は、シーンはじめのセリフと動きの練習
でしたが、人形の手直しもあり、急きょ公園でのセリフ練習に切り替わり
ました。人形劇研究会会長 龍谷大学文学部真宗学科 3回生 兵庫県
姫路市出身の藤本浩紀さんは「かなり練習が遅れているので心配です
が、12日までには頑張って間に合わせ、子どもたちに楽しんでもらいた
いと思います」と語ってくれました。
 
 童話研究会、影絵劇研究会、人形劇研究会と3つの研究会を見学して
感心したことは1回生の頑張りです。この前まで高校生だった1回生が
宗教教育部に入り、目を輝かせて、歯を食いしばり、一生懸命練習して
いる姿に感動しました。

日曜学校大会
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 10月12日(日)午前10時 龍谷大学深草学舎 学友会館3階大ホール
で日曜学校大会が開催されました。少し肌寒い曇り空の中、元気に約
50名の子どもたちが集まってくれました。開会式では龍谷大学宗教教育
部3回生 幹事の北本一樹さんが「絆」についてお話をされました。

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 開会式が終わりレクリェーション研究会の1回生 浅井順観さんと
森川 静さんが登場。作品発表へのアプローチ、ゲーム、歌などで
1日会場を盛り上げました。

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 午前11時15分 影絵劇「いのちのかがやき」上映

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 午後1時5分 童話ペープサート「おもちゃ箱のひみつ」上映

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 午後2時10分 人形劇 「ぐるぐるジャングル」上映

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 午後2時55分 閉会式 午後3時過ぎ、日曜学校大会は終わりました。
童話研究会、影絵研究会、人形劇研究会とも練習のときよりはるかに
上達されていました。本当にかなり練習された苦労が、作品の仕上がり
良さに感じました。
 日曜学校大会を取材して「子どもたちのために」という宗教教育部の
伝統と歴史、それに取り組む部員たちがいることに感激しました。

                        真宗ネットワーク50

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