2014年10月アーカイブ

 境内に堂々とフラメンコの野外ステージ
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  10月9日昭和48年入学 大佛尚道さんが住職をつとめる教得寺で
第14回お月見コンサートが開催されました。今回は昨年の講談と打っ
て変って境内でフラメンコです。私は大佛さんから野外ステージだと
聞いていたので、こじんまりとした舞台がセンス良く境内の真ん中に
設けられているとイメージして教得寺の階段を上がりました。

 境内に上がるといきなり驚きました。私のイメージをはるかに超える
フラメンコの大ステージが境内の南東の奥に浮かび上がっていました。
ステージの位置、本堂の階段と広縁を有効に使った客席、お客様の動線、
トイレ、出演者の出入りまでもが綿密に考えられていました。

緊張感の漂う打ち合わせ
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 少しして出演者とスタッフの最終打ち合わせが行われました。出演者
にも、スタッフにもいよいよはじまるという緊張感が漂います。良いコン
サートにしたいという思いを込めて、それぞれ役割と名前を述べていか
れました。
 私にも皆さんの緊張感が伝わってきて、どんなステージになるのかと
期待感が体に満ちてきました。

いよいよ開場です
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 午後6時過ぎ、満月がコウコウと輝く中、お客様がどんどん教得寺に
集まって来られました。皆さん14回目となったお月見コンサートを本当
楽しみにされている様子が、開演を今か今かと待つ表情から窺がえ
ました
 境内、階段、広縁とステージから立体的に広がる観客席は、フラメンコ
開演を待つお客様の期待感をも高めていました。今回は例年の本堂
での開催の160名を超える180名以上のお客様が入場されました。

お月見団子はすぐに売れました
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 例年の本堂の前と違い、受付の横に設けられたお月見団子の販売
コーナーは開演を待たずしてすぐに売り切れとなりました。「販売する
コーナーの位置も良かったし、お客様も多かったし、満月がお客様の
食欲を誘ったのですかね」とスタッフが語ってくれました。

広島市安佐南区土砂災害犠牲者追悼法要
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 午後7時、第14回のお月見コンサートのおつとめは、広島市安佐南
区土砂災害犠牲者追悼法要となりました。「8月の広島市安佐南区土砂
災害では、74名の方がお亡くなりになりました。でも、実際は75名なん
です。1人のご婦人のお腹の中には誕生を待つ赤ちゃんがいました。今
回のお月見コンサートはその方々の追悼法要としたいと思います」と
住職さんが挨拶の中で語られました。
 集まった多くの皆さんはその場で本堂に身体を向け、そして、静かに
合掌礼拝されていました。

フラメンコ開演
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 いよいよフラメンコがはじまりました。一瞬にして教得寺がスペインに
なりました。満月の秋の夜空に、フラメンコギターの軽快なリズムに合わ
せてカンテと呼ばれる歌と、ダンサーの力強いステップの音が次々に広
がります。
 お客様も時が過ぎ行くにつれ、息を飲むようにフラメンコの世界に
魅了されていきます。
 第1部では、Fandangos.Garrotin.Tientos.Guajirasが熱演されました。
休憩をはさんで、第2部ではToma que Toma.Solea.Alegrias.
Siguriyas.Sevillanasが披露されていきました。

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 今回でお月見コンサートを見るのは3回目になります。過去のアルゼン
チンタンゴ、講談で、私も大阪で映像ディレクターをしていたので、お月
コンサートのスタッフは、音響、照明、美術とかなりできるスタッフであ
ことは認識していました。でもでも今回は正直驚きました。ここまででき
とはというのが感想です。
 
 スタッフに大切なことは、出演者をやる気にさせ、実力以上の力を発
揮して頂くことです。スタッフがここまでやってくれたのだから頑張ろうと
感じていただくことです。企画、宣伝、チケット販売、音響、照明、美術な
どなど、このスタッフなら出演者は頑張ります。お金をかければできます
が、お金をかけずやるところがお月見コンサートのスタッフの魅力であり、
可能性だと思いました。

見事な撤収
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 午後9時前、ステージが終わり、お客様が感嘆の余韻とともに、教得
寺を後にします。お客様一人ひとりの表情に今回もありがとうの笑顔が
広がります。出演者も安堵の表情とともに、記念撮影にのぞまれていま
た。一つのものごとが終わったいい風景です。

 そして、撤収がはじまりました。私の常識ではステージの撤収はあくる
日だと思っていました。しかし、お月見コンサートのスタッフは私の常識
をくつ返し、あれよあれよとステージを撤収しだしました。このステージを
撤収するなら2時間はかかるので、打ち上げはかなり遅れるなあと見て
ると、いつの間にか20名位の人が集まり、崩してはトラックに運び、
全ての撤収が1時間10分で終わりました。このエネルギーと根性には
脱帽です。

なぞが解けました
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 今回3回目にしてはじめてコンサートの打ち上げに参加させて頂きま
した。それは1つのなぞをはっきりさせたいという私の目的があったから
です。そのなぞとは、お寺に集まる層の多くが高齢者なのに、その流れ
の中で、なぜ、お月見コンサートは若者から幅広い層がお寺に集まり、
生き生きと活動するのかということです。そのなぞが打ち上げに参加し
てはじめて解けました。

 その1つは、お月見コンサートが1年の大きな目的と生きがいになって
いること、2つ目はその目的と生きがいの場所がお寺であること、3つ目
はその目的と生きがいを達成するには簡単でないこと、むしろかなり難し
いこと、だから、人材もいるし、企画力もいるし、実行力もいります。その
積み重ねのエネルギーが地域になくてはならない行事になってきている
のだと思います。14回のお月見コンサートは、この地域に教得寺があっ
て良かったという実感を育てていました。

 仲間が好き、お寺でやるのがおもしろい、今年も本当に良かった、また、
来年はプレッシャーやな、来年はどうする・・・。お月見コンサートの打ち
上げは、いつまでもそんな会話が会場を駆け巡っていました。
 大佛さん、坊守さん、スタッフの皆さん、出演者の皆さん、本当にありが
とうございました。

                               真宗ネットワーク50

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  10月9日爽やかな秋晴れの中、昨年、報恩講特集でよせていただ
いた東広島市 妙専寺の田阪潤子さんのご縁で、広島県浦組の寺族
婦人会研修会に参加させていただきました。

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  研修会の会場となった竹原市の長善寺は、信長と顕如上人が
戦った石山合戦のおり(1577年天正5年)、石山本願寺を守るため
キハタ組(黄旗組)に加わり兵糧船をだし、多くのご門徒が出陣された
歴史と風格のある美しいお寺でした。

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 午前10時、本堂でおつとめの後、私が「ありがとうについて」お話を
させて頂きました。お話の中で2つの大きな反省があります。
 1つ目は朝早くから長時間運転をして行き、のどが渇いていたので
すが、それを我慢してお話をはじめたらのどがカラカラになり、お話を
中断してしまいました。
 2つ目は自分の略歴を話していたら、映像ディレクターのころの思い
出が脳裏に浮かび、映像の話を多くしてしまいました。もう少し「ありが
とう」のお話に集中すれば良かったと反省しています。本当に申し訳あ
りません。お詫び申し上げます。

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 10時45分頃から人形作家 山森佳子さんのありがとう人形づくりが
はじまりました。彫刻刀の持ち方、安全な彫り方、ありがとう人形の特徴
について説明の後、皆さん彫りだしました。最初は私にできるだろうかと
やや不安げな雰囲気も漂っていましたが、彫りはじめるとすぐに表情は
和んでいきました。
皆さん
 「彫刻刀を持つのは小学校以来です」
 「はじめると夢中になりますね」
 「私たちより、ここまでの先生の準備が大変ですね」
 「思っていたより、木が柔らかくて彫りやすいのにびっくり」
 「先生、この木は何の木ですか」
山森先生
 「これは天然の檜なんです。仏像もこの檜で彫るんですよ。
  彫刻刀もしっかり磨いできましたから良く切れると思います。
   皆さんとってもお上手です。そう、その調子その調子・・・。」

 皆さんと山森佳子さんの明るい会話が、会場のあちこちから
聞こえてきました。

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 「昼から用事があるので」という延命寺の坊守さんは、短い時間にも
かかわらず可愛いありがとう人形を完成させられました。ありがとう人形
を持って楽しそうにカメラに微笑まれる表情が印象的でした。

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 お昼は近くの風情のあるおそば屋さんで、おいしいおそばを頂きまし
た。特に濃いそばの味とサクサクとした天ぷらの取り合わせが絶妙で
した。そば好きの私にとっては最高に贅沢な昼食でした。また、近くを
通ったら絶対に食べたいと思いました。

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 午後1時過ぎから午後のありがとう人形づくりがはじまりました。
皆さん「夢中で」という言葉がぴったりなように、ありがとう人形に取り
組まれていました。合掌する手が出てきて、大きな口が彫り上がり、
小さな鼻、そして目、眉が描かれていきます。おひとりお一人自分の
ありがとう人形にご満足な様子で、楽しそうに自分のありがとう人形を
見つめておられました。

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 ありがとう人形づくりは真宗ネットワーク50が、子どもたちにお寺で
つくり、お寺で学んだことを家庭に持ち帰り、家庭でその話題が広がれ
ばとはじめた活動で、今回はじめて大人の方を対象に開催させていた
だきました。そして、感想の言葉をいただくと大人の方にも役立ち慶ば
れることが分かりました。
 私は阿弥陀様にお育ていただいた門徒として、どんなご縁にも「あり
がとう」と言える生き方をしたいと思っています。そして、自分に都合の
良いご縁だけではなく、悲しいご縁、つらいご縁、試練のご縁にも「あり
がとう」を感じたいと願っています。

 今回、浦組寺族婦人会研修会に参加させて頂いて多くのことを学ば
せて頂きました。長善寺の尊い歴史、安芸門徒を育てた寺族の方々の
明るい穏やかな人柄、そして、何よりも「山森先生準備が大変でしたね、
ありがとうございました」と気づかいいただいたご縁は、本当に心に残り
ました。
 浦組寺族婦人会の皆さん本当にありがとうございました。
山森佳子さんとともに心からお礼申し上げます。
       
                             真宗ネットワーク50

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