2013年12月アーカイブ

多くの念仏者にお出遇いして
 東は三重県から西は広島まで、7寺の報恩講の取材が
終わりました。
 11月  9日 大阪府岸和田市    浄満寺 (和田さわ子さん)
 11月11日 京都市東山区     光瀬寺 (片岡淳典さん)
 11月12日 三重県桑名市     浄光寺 (石本龍憲さん)
 11月16日 広島県東広島市    妙専寺 (田阪潤子さん)
 11月21日 広島市南安佐区    浄宗寺 (竹林和貴さん)
 11月29日 大阪府茨木市     善照寺 (岡 玲さん)
 12月  1日   広島県廿日市市    蓮教寺 (徳沢紀真さん・ 裕美さん)

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  7寺をお訪ねして、およそ400名を超えるご門徒さん、一般会員の
光瀬寺住職、片岡淳典さんをはじめ、7名の会員の方々にお遇いでき
ました。宗育部を卒業して40年ぶりにお遇いした方、はじめてお遇い
る後輩の方、2・3年ぶりに再会する方、いろいろなご縁のカタチでし
むが、報恩講という各お寺の大切な法要を、地域の伝統をふまえ
お勤めされている姿に深く感銘を受けました。

報恩講特集では1700件以上のアクセス
 特集の間、何よりも驚いたのは1700件以上のアクセスがあったこと
です。多い時は1日100件を超えるアクセスがありました。この多くの
アクセスの要因は、会員、宗育部関係だけではなく、掲載したお寺の
ご門徒さんが多くアクセスさったということがすぐに分かりました。

 「20回ぐらいアクセスしたんですが、なかなか載りませんでした」と
私の原稿の公開が遅れご迷惑をかけたぐらいです。でも、この反響
には本当に驚きました。「自分のお寺の報恩講が載っているので、
うれしくて」「私が写っているので見てね」「あなたも写ってたよ」「よそ
お寺の報恩講も良いね」「他のお寺を見て刺激になりました」
「来年はうちも頑張ります。取材お願いします」などなど、報恩講特集
は、留まっていた空気を入れ替える、あたたかい刺激の風となりまし
た。皆さんアクセスありがとうございました。
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親鸞聖人に感謝します
 やっぱり報恩講のハイライトはご法話だと実感しました。各お寺では
あたたかく本堂に響く正信偈に続いてご法話がありました。布教使の
方が演台の前に立つとどんなお話だろうとワクワクしてしまいます。
7ヵ寺、さらに、我が勝専寺の報恩講を含めると8ヵ寺、これだけご法話
の中で親鸞聖人のお話を聞くと、改めて親鸞聖人のお導きに感謝しか
ありません。そして、報恩講を通してそれぞれ布教使の先生方から、
さらに親鸞聖人のすばらしさを学ばさせていただきました。

 ご往生から750年あまり、親鸞聖人のみ教えは各地で脈々と受け
つがれていました。それを伝え続ける布教使の先生方は大切な役割
なあと痛感いたしました。
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未来へ気になったこと
 本当に7ヵ寺をお訪ねして多くのことを学びました。「おとき」をはじめと
する地域の素晴らしい伝統、7ヵ寺の歴史、参拝者の方々への気づかい
と手すりなどの配慮、情宣物、音響、照明などなどの取り組み、やっぱり
これからのお寺は総合力がとうしても必要となってきます。いっぺんには
無理でも、他のお寺を学び、ひとつひとつの改善と取り組みが大切だと
感じました。特に報恩講にいってみたいと感じさせるような案内チラシは
少ないように感じました。

 また、一番気になったのは参拝者に若い方が少ないことです。少ない
というよりは、いないと言った方が過言ではないような気がします。20代、
30代はもちろんのこと、40代、50代、60代も少ないように思います。私も
勝専寺の大乗会(仏教壮年会)の会長として苦労しています。お寺に来る
人は良しとして、来ない人に絶えずお寺の大切さをアピールしています。
この課題はこれから未来への課題だと思っています。
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ありがとうございました
 取材に行った会員の皆様、お寺の方々、ご門徒の皆様お世話なり
本当に有難うございました。来年もすばらしい報恩講特集にしたいと思い
ます。よろしくお願いいたします。

 それから真宗ネットワーク50のアクセス件数が増えるにつれて、ホーム
ページからの入会も増えています。現在、お申し込み欄の調子が悪く
入会申し込みが届かないとの連絡がよくあります。パソコンのバー
ジョンによるトラブルみたいですが、お申し込みは真宗ネットワーク50の
Gメールにお願いします。登録会員のみも大歓迎です。1人でも多くの
お申し込みお待ちしています。
                        真宗ネットワーク50 太田利秀
                   

 

武田哲成さん追悼

 11月26日昭和48年入学の武田哲成さんが往生されました。葬儀は
30日午後1時から、広島県福山市新市町金丸の光秀寺でおこなわれ
ました。金丸につくと光秀寺から離れたあちこちに駐車場が用意されて
いたので、多くの参拝者があることを想像させました。
 光秀寺に入るとあの美しい広い境内と本堂が、葬儀の装いに変貌して
いたので、言い知れぬ残念さと悲しみに襲われました。10月10日に
ここに来たときはあんなに元気だったのに、武田さんの笑顔と目の前の
葬儀風景が人生の無常を痛感させました。
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 私はカメラを持つと燃えるタイプですが、それでも葬儀を撮るのはやっぱ
りあまり好きではありません。でも葬儀に来れない人に葬儀の様子を報告
するため撮っていると、葬儀委員長の挨拶がかなり緊張した声で近くのス
カーから流れて来ました。
 「武田哲成さんは龍谷大学文学部宗教教育部を卒業され・・・。」
これは龍谷大学と宗教教育部の関係者にしかわからない間違いですが、
私にはうれしく誇らしさを感じる間違いでした。その間違いから気を取り直
し、さらに写真を撮り続けることができました。
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 多くの参拝者の方々がお一人おひとり武田哲成さんとのお別れをされ
ました。私のレンズを通して武田哲成さんがいかに慕われていた住職だ
ったかが伝わってきました。お焼香がおわっても、誰一人帰る人もありま
せん。武田哲成さんのあたたかい眼差しと、住職としてご門徒と歩んだ
穏やかな喜びの日々が、お焼香のけむりとなって光秀寺の境内に漂い
ました。
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葬儀が終わってご門徒のひとりの女性が話して下さいました。
 「住職さんは本当に人気があったんですよ。仏教婦人会の門徒に足の
  悪い方がいて、例会の時にはどうしても住職さんに遇うんだと、いつも
  足を引きづりながら本堂に上がっ参加していたんですよ」
このお話を聞いて私は先日10月10日に光秀寺を訪ねた時、武田さんが
話してくれたことを思い出しました。
 「仏法を難しく言っても続かないし、やさしく分かりやすく、その人の悩み
  に応える仏法を伝えたいと思っているんです。まあ、悩み相談になる
  こともよくありますけど・・・。(笑顔)」
穏やかに話してくれました。私の中ご門徒のお話と、武田さんのお話
がつながりました。
 
 そして、武田さんはご門徒の一人おひとりを大切に、ご法儀をおとりつぎ
されてきたんだと感激しました。会員のお一人が往生されたことは本当に
残念でなりませんが、光秀寺とのご縁はこれからも本当に大切にしていき
たいと思います。坊守さんよろしくお願いいたします。武田哲成さんのいの
ちと思いは私たちが受け継ぎます。宗教教育部で出遇い40年の歳月が
さらに未来へ続くことに感謝いたします。
 本当にありがとうございました。

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10月10日の写真です
                               真宗ネットワーク50

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 広島県廿日市市天神、JR山陽本線 廿日市駅から西へ徒歩約5分
の住宅街に蓮教寺があります。蓮教寺は昭和47年入学 徳澤紀真さん、
昭和49年入学 徳澤裕美さんご夫妻のお寺です。
 蓮教寺は徳澤紀真さんがビルマの竪琴など多くの作品を一緒に制作
した影絵劇研究会の後輩、徳澤裕美さんは光淳子供会の後輩で40
たった今もご縁の深いお寺です。
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蓮教寺の報恩講
 蓮教寺の報恩講は11月29日夜席、30日朝席 昼席 夜席、12月1日
朝席 昼席と3日間 6席に渡り勤修されました。撮影取材は12月1日の
朝席 昼席にさせていただきました。

 蓮教寺は真言宗の慈恩寺から浄土真宗に改宗し、後に第二世 常念
師のときに寺号を慈恩山 蓮教寺と称され、その開基から遠く五百年余り
がたとうとしています。その間、幾多の大飢饉、災害、住職継職の危機な
ど、多くの苦難を乗り越え今日にお念仏が継承されてきました。
 この報恩講が何百何回目になるのでしようか、安芸の蓮教寺の本堂に
歴史の重みを感じさせる正信偈が響き渡ります。
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ご法話は聴聞の心得から
 ご法話は聴聞の心得の唱和からはじまりました。ご講師は岩国市 
専徳寺 弘中英正 師でした。弘中英正 師は朝席 昼席に渡って主に
お領解文の味わいを中心に、蓮如上人を通した親鸞聖人のみ教えに
ついてお話されました。
 ご門徒さんも頷きながらご聴聞されていました。
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おとき
 朝席がおわると「おとき」が用意されていました。この「おとき」の接待の
ために世話役さんたちが何日も前から準備されました。門徒会館の2階
は、多くのご門徒さんで一杯になりました。門徒会館に上がれない方は
本堂で「おとき」をいただかれました。「おいしい」の声があちこちで聞か
る中で、楽しい「おとき」がはじまりました。
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心地よい本堂
 蓮教寺の本堂は下陣、内陣ともとにかく明るく居心地の良い本堂です。
音もクリアーで美しく、映像モニターも大きくご聴聞に活躍していました。
これは私の私的な考えですが、ここまで照明、視聴覚環境が整っている
のは、住職さんが影絵劇研究会出身だからではないだろうかと、かって
に思ってしまいました。
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喜びの報恩講
 昼席で無事報恩講が終焉しました。正信偈が本堂に響き渡る中で、
門徒の方々が丁寧に大切に焼香され、合掌される姿に感動しました。
こに安芸門徒の歴史と伝統があるように感じました。皆さんお念仏
喜びと、ご聴聞のお話をおみやげに帰られていきました。総代さん、
役さんたちにも安堵感の表情が浮かんでいました
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 ご門徒さんが合掌される尊いお姿は、昨日や今日ではできない歴史の
積み重ねのように思います。蓮教寺を取材して改めて合掌の尊さを学ば
させていただきました。住職さん、坊守さん、ご門徒のみなさんありがとう
ございました。

                            真宗ネットワーク50
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 これで報恩講特集は最後になります。つづいて11月26日に往生された
昭和48年入学 武田哲成さんのご葬儀風景と追悼記事を掲載させていた
たきます。時間をおいて、私なりの「報恩講特集を終えて」という報告も
させていただきます。

 


  

 大阪府茨木市上穂積、名神高速道路 茨木インターから約2キロ、
JR茨木駅から徒歩約15分のところに善照寺があります。善照寺は
昭和53年入学の岡 玲さんのお寺です。
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ご聴聞へアプローチ
 映像を制作するとき、本題まで行くプロセスをアプローチと言います。
すぐに本題に行くと見ている人に受け入れてもらえません。そのアプロ
ーチの組み立て方で「いいアプローチやな」とか「もう少し違うアプロー
チの方が・・・」とか検討します。善照寺は山門から本堂まで、美しいご
へのアプローチが続いていました。大阪で仕事をしていたので、こ
付近はごちゃごちゃしているイメージだったのですが、本当に善照寺
広い美しい境内には驚きました。
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善照寺の報恩講
 11月29日、午後2時から・午後7時から 30日、午前10時から・
午後2時から 4座に渡って報恩講が勤修されました。撮影取材は
29日の昼と夜にさせていただきました。
 内陣に法中さんが入導され、厳かに法要がはじまりました。正信偈が
本堂から美しい境内に響きます。ご門徒のお一人お一人の表情からは、
報恩講を迎えられた喜びが表れていました。
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ありがたい、ご法話でした
 ご法話は大阪の法栄寺 前住職 小林顯英 師でした。小林顯英 師は
いろいろな例話をもちいて、やさしく、楽しく、分かりやすくお話くださいま
した。お昼は耳に障害のある教え子が、お念仏の喜びに出遇うお話から、
阿弥陀様の願いについてお話されました。
 
 夜は戦争に出征される母と子が見つめ合う姿から、救いについてお話
れました。本当にありがたいお話でした。
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御伝抄拝読のリレー
 夜は重誓偈に続いて、御伝抄の拝読が行われました。お一人で拝読
されるのは何回も聞いたことはあるのですが、4人でその持ち場を交代
で拝読されるのを聞いたのははじめてでした。「どうなるのかな」と聞い
ていたら、4人の方それぞれに味があり、リレーもなかなか良いなと思い
ました。
 拝読は坊守さん、法中さん2人、最後は住職さんの順に拝読されまし
た。ご門徒の皆さんも熱心に拝読を聞かれていました。
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ご門徒への心くばり
 善照寺の報恩講を訪ねて多くのご門徒への心くばりを発見しました。
椅子の座布団は古い着物でつくられたそうです。素材の違いがより
あたたかさを感じさせてくれます。案内パンフレットをはじめ、法座の
資料、善照寺だよりは本当に丁寧につくられていました。出版物の紹介
もご門徒にはありがたい配慮だと思いました。他にも高齢者にはうれし
い配慮がたくさんありました。
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  善照寺の報恩講は学ぶところの多い報恩講でした。住職さん、
坊守さん、皆さん、本当にありがとうございました。

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