2013年11月アーカイブ

広島市 淨宗寺の報恩講

 広島市安佐南区古市1丁目、山陽自動車道広島インターからすぐ近く
の商店街沿いに、淨宗寺の本堂の屋根がそびえていました。以前、
古市は麻の産地で、麻縄をはじめとする麻の職人さんたちの街として
賑わったそうです。

 淨宗寺にお昼過ぎに着くと、昭和51年入学の竹林和貴さん、坊守
さん、庫裡の玄関に置いてあるご門徒さんが作ったというキャラクター
人形がにこやかに迎えてくれました。
 竹林和貴さんは光淳子供会の後輩で、すぐに光淳子供会の話題
花が咲きました。「なぜ、すぐに真宗ネットワーク50の会員になって
いただいたのですか」と尋ねると「そらー、光淳の先輩がやられること
ですから、後輩として絶対に協力しないと」と力強い答えがすぐに返って
きました。他の光淳の先輩、後輩の方も竹林さんにならってよろしく
お願いいたします。
DSCN9619.JPG DSCN9615.JPG
DSCN9611.JPG DSCN9625.JPG
DSCN9875.JPG DSCN9872.JPG

 淨宗寺は原爆が投下された時、原爆ドームから約数キロ離れていた
のですが、爆風で本堂の戸が全部飛ばされ倒れたそうです。そのあと
可部線は動いていたので、被災された方が続々と淨宗寺を頼りに集ま
り、本堂は家をなくした人、負傷された人で溢れかえりました。そして、
この淨宗寺で多くの方が亡くなり、火葬する薪もなく大変だったという
お話を聞きました。
 私は淨宗寺でこのお話を聞き、改めて戦争の悲惨さといのちの尊さ
を実感することができました。

 11月21日午後1時30分、原爆投下という広島の歴史の一ページを
担った淨宗寺の本堂で報恩講が勤修されました。報恩講は21日の
昼席、夜席、22日の昼席と2日間に渡りお勤めされました。
DSCN9635.JPG DSCN9669.JPG
DSCN9674.JPG DSCN9678.JPG
DSCN9682.JPG DSCN9659.JPG
DSCN9867.JPG DSCN9646.JPG
 住職さん、副住職さん、ご門徒の方々の正信偈が淨宗寺の高い
本堂の天井の隅々まで響き渡ります。ご門徒の方々の合掌される姿
からは、阿弥陀様への深い信心と、心から報恩講を大切にお勤めされ
る姿勢を感じました。

 ご法話は光源寺住職 堀 隆史 師が阿弥陀様のご本願、さらには、
救いについてお話されました。皆さん熱心にお話を聞かれていました。
DSCN9760.JPG DSCN9763.JPG
DSCN9810.JPG DSCN9842.JPG
DSCN9823.JPG DSCN9849.JPG
DSCN9802.JPG DSCN9871.JPG
 これは余計な話ですが、私は映像をつくってきた関係上、初めての
本堂に座ると音響、照明、スクリーンやプロジェクターなどの最新設備を、
この本堂にどのように導入して、本堂をご聴聞の場して快適にするかを
考えているのですが、この本堂の黒板はそんなこと関係なくいいなと思
いました。黒板が字の重みを生み、本堂と調和し、味のある雰囲気
演出しています。

 ご法話は大きな黒板を中心に、投げかけと頷きによってあたたかい
雰囲気をつくり進んでいきました。そして、休憩時間には坊守さんによっ
て甘酒の接待がありました。皆さん甘酒をおいしいと喜ばれていました。
淨宗寺の報恩講取材は、後輩のがんばりと広島のお寺の歴史を学ぶ
大切な取材になりました。

 住職さん、坊守さん、皆さん本当にありがとうございました。

                               真宗ネットワーク50
【写真をクリックすると大きくなります】

東広島市 妙專寺の報恩講

 東広島市安芸津町木谷、瀬戸内海にほど近い山あいの谷間に
妙專寺があります。妙専寺は昭和48年入学の田阪潤子さんが坊守と
してお念仏を広められているお寺です。

 11月16日 さわやかな秋晴れのもと妙専寺で、報恩講が勤修
されました。
DSCN9577.JPG DSCN9322.JPG
DSCN9314.JPG DSCN9326.JPG
DSCN9330.JPG DSCN9339.JPG

お念仏が満ちる本堂
 午後1時 妙專寺の本堂は隙間もないほどの参拝者で満ち溢れてい
ました。参拝者のお一人お一人からはお念仏を大切にする安芸門徒の
伝統の香りが漂います。
 秋のあたたかい日差しが差し込む本堂に正信偈が響きます。本堂に
響き渡る正信偈からは、真の信心を導いて下さった親鸞聖人のご生涯
に感謝する思いが伝わってきます。参拝者で溢れる本堂は、お念仏の
み教えを大切にする住職さん、寺族、ご門徒の方々の素朴な深い信心
で満ちているように感じました。
DSCN9343.JPG DSCN9379.JPG
DSCN9349.JPG DSCN9350.JPG
DSCN9378.JPG DSCN9390.JPG

いいお話でした
 ご法話は岐阜から来られた田中謙次 師でした。田中謙次 師はお寺
ご出身ではなく、ご門徒として岐阜で靴下業を営まれ、30歳のとき
に人生の虚無感に襲われうつ状態になられたのですが、それから、
ご聴聞を重ねられ、阿弥陀様のみ教えに出遇われました。
 法話ではそのご体験を分かりやすく、力強く話されました。ご法話の
あと、皆さんいいお話でしたと感嘆の声がわきあがりました。
DSCN9413.JPG DSCN9479.JPG 
DSCN9426.JPG DSCN9456.JPG

「おとき」にびっくり
 法要のあと庫裡で「おとき」が用意されていました。私はこれだけの
人が一度に食べられるのだろうかと心配しました。たぶん順番が決めら
れていて、地域ごとに行くか班ごとに行くのだろうと思っていました。
 庫裡に行くと皆さん一度に座られていたので本当に驚きました。
「おとき」では皆さん楽しい会話がはずみました。
DSCN9513.JPG DSCN9508.JPG
DSCN9521.JPG DSCN9517.JPG

島から報恩講にお参り
 妙專寺の報恩講には大崎上島からフェリーで約30分、マイクロバスで
約10分かかって30名のご門徒がお参りされました。島ではみかんの
収穫の時期で忙しく、それでも報恩講が大切と参拝されました。皆さん
素朴で明るく、帰りのバスでは法要の話題、法話の話題で盛り上がり
ました。
DSCN9535.JPG DSCN9536.JPG
DSCN9550.JPG DSCN9548.JPG
DSCN9561.JPG DSCN9566.JPG
DSCN9571.JPG DSCN9584.JPG

 穏やかな秋晴れのもと勤修された妙專寺の報恩講は、
本当にいい報恩講でした。住職さん、坊守さん、皆さんありがとう
ございました。
                                 真宗ネットワーク50
【写真はクリックすると大きくなります】



 三重県桑名市赤尾 山裾から広がる新興住宅地の高台に
昭和48年入学の石本龍憲さんの淨光寺があります。淨光寺のある
赤尾はもともと山だったそうですが、名古屋への1時間前後の通勤圏と
いう立地から開発が進み新興住宅地になりました。

 11月12日 淨光寺で報恩講が勤修されました。
DSCN8984.JPG DSCN8980.JPG
DSCN8929.JPG DSCN8932.JPG
DSCN9020.JPG DSCN8925.JPG

淨光寺の報恩講は「おとき」から
 午前11時30分、ご門徒の方々をはじめ、近所の報恩講の「おとき」を
楽しみにしている皆さんが、淨光寺の庫裡に集まり「おとき」がはじまりま
す。「おとき」は淨光寺の報恩講に伝わる料理で彩られ、ご門徒や近所
皆さんにも大人気です。「おとき」は楽しい会話の中、入れかわり立ち
わり午後1時前まで続きました。

 「おとき」のひと時、総代さんをはじめ、まかないスタッフの細やかな
あたたかいおもてなしが庫裡の会場に広がりました。そのあたたかさ
からは、報恩講を大切にする淨光寺の伝統が伝わります。
DSCN8822.JPG DSCN8923.JPG
DSCN8820.JPG DSCN8862.JPG
DSCN8856.JPG DSCN8850.JPG
DSCN8897.JPG DSCN9011.JPG
 その昔、淨光寺のある員弁組(いなべそ)では、お葬式に「唐辛子汁」
と「お赤飯」がふるまわれたそうですそれは「唐辛子汁」を飲み、亡く
られた方に対して泣き悲しみ、そして、「お赤飯」でお浄土にお生まれに
なることをお祝いしましょという意味が込められています。
 このお話を聞いて私は、お念仏のみ教えから生まれたあたたかい
すごい風習だと感激しました。

報恩講のおつとめ
 午後1時30分、報恩講のおつとめがはじまりました。冷たい淨光寺の
本堂の空気に、あたたかい正信偈が響き渡ります。
 ご法話は松野尾慈音師が大きなスクリーンとプロジェクターを使い
親鸞聖人の御絵伝を展開し、親鸞聖人のご生涯とそのお心に
ついてお話し下さいました。
DSCN9024.JPG DSCN9033.JPG
DSCN9041.JPG DSCN9044.JPG
DSCN9096.JPG DSCN9169.JPG
DSCN9105.JPG N9212.jpg
DSCN9263.JPG DSCN9211.JPG

 淨光寺の報恩講には、報恩講をみんなで慶び、ともに祝うような
あたたかい雰囲気が漂っていました。それはいなべのお念仏の風土と
淨光寺のお念仏の歴史だと思いました。
 
 石本龍憲さん、坊守さん、ありがとうございました。

                                真宗ネットワーク50
【写真はクリックすると大きくなります】

京都市 光瀬寺の報恩講

 京都の東山の風情を残す、京都市東山区今熊野椥ノ森町に光瀬寺
(こうらい寺)があります。光瀬寺は宗教教育部の日曜学校のひとつ、
光淳子供会があるお寺です。私も光淳子供会に所属し、4年間お世話
になりました。当時、住職さんは高校生でした。

 11月11日午後1時30分から光瀬寺で報恩講が勤修されました。
DSCN9288.JPG DSCN8704.JPG
DSCN8708.JPG DSCN9301.JPG

人形作品展のある報恩講
 光瀬寺の報恩講には必ず人形の作品が本堂に展示されます。作品は
毎週金曜日に光瀬寺の本堂で開催されている木彫人形教室の生徒さん
たちの作品です。木彫人形教室は現在8名、合掌ゆめ人形をテーマに
報恩講の展示をめざし、木彫りの人形をつくり続けています。
そして、今年で8回目の作品展となりました。
 報恩講に訪れる参拝者のみなさんも、毎年、人形作品展を楽しみに
参拝されます。
DSCN8737.JPG DSCN8690.JPG
DSCN8819.JPG DSCN8715.JPG
DSCN8748.JPG DSCN8747.JPG
DSCN8759.JPG DSCN8772.JPG
 今年の光瀬寺のご講師は、大阪府の千里寺住職 武田達城師でした。
ご講題は「本当の願い」と題して、現実の私たちの願いと、阿弥陀様の
願いの違いを分かりやすく話していただきました。

人形教室の生徒さんが法座のお手伝いを
 住職さん「人形教室がはじまって8年目になりますが、自然な形で
       生徒さんが法座のお手伝いをしていただけるようになり
       ました。それは毎週教室を通して生徒さんがお寺との
       ご縁を育てていってくださっているからだと思います。」

坊守さん「はじめはできるだろうかと心配でしたが、先生や皆さんの
      おかげで、仲良く楽しくつくらせていただいています。それは
      お寺の本堂という場も教室の雰囲気に大きな役割を果たし
      ていると思います。」

若坊守さん「私も生徒のひとりとして、お寺の本堂で合掌人形がつくれ
       るということは、すばらしいことだと思います。教室を通して
       毎週、お勤めをして、法話、人形づくりを繰り返し、8年間
       皆さんとふれあい、ともにみ教えを味わえたことに感謝して
       います。」

 光瀬寺は報恩講のあと書院で「おとき」が用意されています。これま
でまかないでご苦労いただいた方々も、これからは人形教室の生徒
さんに大いに期待をよせています。
DSCN8749.JPG DSCN8806.JPG
DSCN8787.JPG DSCN8812.JPG
DSCN8722.JPG DSCN8795.JPG

 光瀬寺の報恩講はおつとめ、ご法話、おとき、木彫人形作品展と
参拝者にとっても、作品展を目指す人形教室の生徒さんにとっても
ご縁が広がる報恩講でした。

                                真宗ネットワーク50
【写真はクリックすると大きくなります】




 
 

岸和田市 淨満寺の報恩講

 11月9日(土) 大阪府の南、岸和田市畑町にある淨満寺の報恩講を
訪ねました。淨満寺は岸和田市の中心街から少し離れた、新旧が入り
混じる静かな住宅街の中にありました。
DSCN7909.JPG DSCN7903.JPG
img002.jpg DSCN7922.JPG

同級生は良いですね
 真宗ネットワーク50も3年を過ぎ、役と言えば会計監査しかなかったの
ですが、今年から昭和47年入学の山森佳子さんに広報取材担当になっ
ていただき取材の窓口から雑務をお願いしています。淨満寺は、山森さ
んの同級、和田さわ子さんが坊守としてお念仏を広めているお寺です。
客間では山森佳子さんが制作した住職さんのキャラクター人形が迎えて
くれました。

 宗教教育部の同級生というのは深いご縁と絆で結ばれています。それ
が、さらに希望となり励みになって未来に続きます。山森佳子さんと和田
さわ子さんの再会を見ていてもそう思いました。そして、その深いご縁と
絆が家族やご門徒に広がっていくことに感激しました。
DSCN7877.JPG DSCN7883.JPG
DSCN8150.JPG DSCN7953.JPG


ご門徒が聴聞を大切にされていました
 淨満寺を訪ねて何よりも感激したのは、ご門徒が聴聞を大切にされて
いるということです。合掌礼拝の姿勢、本堂に広がるあたたかい正信
の響き、法話を熱心に聞き入る皆さんの表情、午後2時から始まった
報恩講が楽しさの中で、あっという間に4時過ぎの終了を迎えました。

 ご講師の鈴木善隆 師も親鸞聖人のご生涯、そのお心、さらには願い
を、時には大きな声で、時には笑いを交えて力強く話されていきました。
ご門徒の方々は、叩けばすぐに響くかのように、みなさん大きく頷き熱
にお話しをご聴聞されていました。
DSCN7985.JPG DSCN8008.JPG
DSCN8012.JPG DSCN8000.JPG
DSCN8051.JPG DSCN8056.JPG
DSCN8083.JPG DSCN8097.JPG

報恩講のあたたかい風が本堂に流れていました
 淨満寺の報恩講は、その時の中で絶えずあたたかい風が流れていま
した。今年もいい報恩講にしたいという総代さんをはじめ、世話方さんた
の思い、参拝の方を心から出迎え、お茶・お菓子の接待でおもてなし
をする仏教婦人会の人たち、そして、浄土真宗は報恩講が大切と準備を
してきた住職さん、坊守さん、あたたかい報恩講の風がカメラを撮る私を
あたたかくつつんでくれまた。
DSCN7961.JPG DSCN8065.JPG
DSCN8068.JPG DSCN8140.JPG

 住職さん、坊守さん、役員さん、ご門徒のみなさん、あたたかい風が
流れる報恩講を本当にありがとうございました。

                               真宗ネットワーク50
【写真はクリックすると大きくなります】