2012年10月アーカイブ

  平成24年10月1日(月)午後7時から、昭和48年入学 大仏尚道さんの

広島県山県郡北広島町壬生、教得寺でお月見コンサートが開催され

ました。前日には台風17号が通過、スタッフ、関係者は安堵感と期待

感に満ち溢れる開催となりました。

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 教得寺は京都から約400キロ余り、中国地方の真ん中に走る中国自動

車道、千代田インターから5分の位置にあります。山々に囲まれた田園の

中にたたずむ壬生の町中に入ると、山を背に小高い所から町を見下ろす

ように、教得寺のオレンジ色の屋根瓦がすぐに見えました。教得寺に着く

大仏尚道さんが遠い所をすみませんと、にこやかに迎えてくれました。

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 お月見コンサートは今年で12回目、お芝居、落語、音楽演奏など、その

によって趣向をこらした開催となっています。12回目は福岡を中心に

活躍するアルゼンチンタンゴのトリオ・ロス・ファンダンゴスを迎えての開催

となりました。主催はお月見だんご、お月見だんごは地域のさまざまな人で

結成するお月見コンサートを楽しもうという会です。その中に教得寺住職

大仏尚道さんも参加、場所を提供し地域を盛り上げましょうというスタイル

をとっています。本当にこれはイイなと思いました。お寺が主催ではなく、

主催はお月見だんごという地域の多くの人たち。従って、宣伝、ステージ

設備、音響、照明など、多くのスタッフが会の人材の広がりによって、プロ

や経験者が集まっていました。準備や打ち合わせ風景では、お月見だんご

を中心とした若い人たちが、生き生きと楽しそうに動いていたので感激し

ました。

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 午後6時過ぎから続々とお客様が教得寺に集まります。お客様は教得寺

のご門徒だけではなく、地域の毎年楽しみにしていますという方や、遠くか

ら新聞を見ては来ましたという方もたんさんおられ、本堂は160名余りの

人々であふれました。コンサートは合掌礼拝、短いおつとめから始まりまし

た。教得寺にはじめて来ましたという方が、合掌礼拝されている姿を見た

とき、これは、大切なことだと感じました。

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 アコーディオン いわつなおこ、ピアノ 秋元多恵子、バイオリン谷本仰

によるアルゼンチンタンゴの演奏が始まりました。「本堂でアルゼンチンタ

ンゴってどうなるのかな」と思っていましたが、これが意外や意外、本堂の

あたたかさと、アルゼンチンタンゴの軽快な楽しいリズムが相乗効果を折り

なし、聞く人々も演奏者も曲が重なるにしたがって、次第次第に盛り上がる

本当に楽しい展開になりました。

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 今、地方の過疎化が大きな問題となっています。さらに、人々のお寺離れ

が深刻になっています。若者が魅力ある都市にあこがれ、魅力ある街で暮

らしたいと思う、これを留めるにはその街を魅力ある街、楽しい地域にして

行くしかないと感じています。それが、お寺を中心に行われていけば理想的

ではないでしょうか。コンサートが終わり帰りがけに大仏尚道さんと話をして

「お寺とご門徒と地域が一体になった、いいコンサートでした」と感想を述べ

ると、「お寺が先頭に立って、お寺お寺する活動になると、どうしても活動

範囲が小さくなってしまいます。新聞にしてもテレビにしても、ひとつのお寺

ではなく、地域とお寺が一体となった活動だという姿勢をアピールすると、

快く活動をアピールし広げてくれます。これからは、地域の中にお寺があ

るという姿勢を大切にしていきたいと思います」と大仏尚道さんは語って

くれました。

  私はなるほどと感じました。地域が先か、お寺が先かではなく、一体に

なって歩むにはどうすればよいかを考える、お月見だんごという会は、

その一つのあり方のような気がしました。

 第12回お月見コンサートは、地域にとっても、教得寺にとっても、スタッフ

にとっても、お客様にとっても楽しい心に残るコンサートでした。

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